2010-04

4/29 ステーブさんと

今年も1ヶ月間、日本に滞在していたドラムのステーブさんが明日はもうNYに帰るというので、西荻に会いに行く。
西荻のイタリアン「トコントコ」03-3220-2455で待ち合わせ。
古くからの知人、ヒラトコさんがオーナーシェフ。なので、「トコントコ」ですね。
タコの前菜やピッツァ、どれも美味しい。
ステーブさんとイタリアンを楽しみつつ、おしゃべり。
ステーブさんと誠一つぁんは同い年のしかも同じ3月早生まれ。
ふたりが同じティーンエイジャーだったときのジャズ談義を聴いていると不思議な気分になる。
産まれた場所はNYと下北沢で、もの凄く離れているけど、ジャズに夢中になって、だれそれの演奏を聞きに行ってすごかったとか、どんなにわくわくしたかとか、その時の思いはまったく同じようだ。
(byE)

2010.4.29[Thu]

4/28 Apple

今日は早めに関内に着いて、パーキング・メーターに車を止めようとすると、けっこう埋まっていて空いていない。
このところの不景気で最近は、何処でも空いていたのに、珍しい。アップルも沢山のお客様で大賑わい。
で、更に盛り上がる大徳さん&誠一DUO。
ニューオリンズから帰ってくると、クラリネットが多くなるのです。最後の方は皆で、サルサ大会。
誠一つぁんが着ているカラフルシャツは洋子ママのニューオリンズ土産です。今年、彼女はフレンチコーターの後のジャズ・ヘリテージを聴きにいってきたのです。
この後、ヘリテージの話をじっくり、聞きました。
う〜ん!ヘリテージもなかなか、凄そうだ。
フレンチコーター・フェスも捨てがたしで、1ヶ月くらい居られれば、最高なんだけど・・・(byE)

2010.4.28[Wed]

4/24 高速道路から

行徳へ向かう高速の上からの夕日。東京のビル郡の上の雄大な雲。ニューオリンズから帰って来た時は連日のどんより空と冬のような寒さに、ちょっとがっくりしてましたが・・・
東京の空も捨てたもんじゃないですね。(byE)

2010.4.24[Sat]

4/20 トウガラシ柄のお皿

一緒にニューオリンズの旅に行ったマユミちゃんから思わぬ、
プレゼントをいただきました!
唐辛子柄のお皿のセット。
ジャクソン広場の横のお店にちょうどこんな感じのお皿があって、いいな〜と思ったのですが、陶器は持って帰って、割れてたらちょっとと思いやめました。
マユミちゃん、私の心の声を聴いててくれたのね〜♪
一緒にいただいたクロワッサンでサンドイッチを作り、
さっそく朝食。左側のスープはCroisant D'orのトマト&バジルのクリームスープがあんまり美味しかったので、再現してみました。(byE)

2010.4.23[Fri]

4/18 真太郎さんバンド

終わって、皆で写真撮りました。
右から誠一つぁん・ベースの古里純一さん・ドラムのデニス・フレーゼさん・真太郎さん・奥様でピアノの石川恵子さん・悦子
(byE)

2010.4.22[Thu]

4/18 真太郎さんバンド

横浜のFarOutで石川真太郎さんのリーダー・バンドのライブ。
午後2時から。真太郎さんは誠一つぁんの幼なじみ、同級生です。真太郎さんのギター、さすが年季が入っていて、いいな〜。
(byE)

2010.4.21[Wed]

4/17 ブルースカイズコンサート

高津ジャズコーラス、ブルースカイズの9回目のコンサート。
エポックなかはらホールです。
テーマ曲の「ブルースカイズ」から「バイバイ・ブラックバード」まで12曲ほどを80名でのコーラス。
もう2・3曲聴きたかったくらい。
ソロ・パートがあるともっと良いかも!(byE)

2010.4.20[Tue]

NewOrleans 旅日記

4/12昨日でフレンチコーター・フェスも終わり、今朝は荷物を車に積み込んで、帰る人たちがちらほら。
街も宴の後の余韻を残しつつもちょっと静か。
今朝早く、紗理はボストンにもどり、(授業に間に合うように)
優日ちゃんはNYへ。
昼間はレイクサイド・ショッピングセンターに行って見る。
地元の人に人気のモール。雰囲気はららぽーとニューオリンズといった感じ。日本には入っていないブランドもあり、
夏物衣料70%OFFの店なんかもある。お買い物も楽し!
夜はキャナルSTの「Chichie Wah Wah」へ。
エヴァンさんから昨日、明日は自分のバンドでセッションするので、楽器持って、是非来い!と嬉しいお誘いを受けたのです。
2曲、ご一緒しました。お客さんも皆、ノリノリで、またまたダンスは出るはで、最高のひと時。
それに「Chichie Wah Wah」に出かける前にはアースライン・ゲストハウスのビルとショウナが明日帰る我々のためにパーティーを開いてくれた!
ショウナがわざわざ、バイクで買出しに行き、クッキング。
牡蠣とセロリのケイジャン風炒め物、スパイシーなシュリンプ、
チキンのオーブン焼き・・・兎に角、ショウナの南部料理はめちゃめちゃ美味しい。(デジカメの調子が依然おかしく、パーティーの写真が無いのが残念だ〜)
ライブから戻ってビルに「明日の朝早く帰るね。」というと
「ダメ!帰っちゃ!もう2・3日いなさい。僕がタクシー会社に秘密の電話をして、タクシーを8時に変更しちゃうぞ。そしたら、飛行機には乗れないもんね〜うふふふふ・・・」
というようなことを(もちろん英語で)言ってました。
ビルさん、ありがとう!もうちょっと居たいけど、また来年ね。
(byE)

2010.4.19[Mon]

NewOrleans 旅日記

この日はエヴァンさん、大忙し。自分のバンドのステージが終わったら、すぐに他のステージへ。
このステージもみんなリラックスして楽しかった。
聴いてる人も曲が始まると待ってましたとばかり、入れ替わり立ち代り、ダンス。
バーボンSTの熱気のせいか?急にデジカメの調子がおかしくなる。真っ白になったり、横線が入ったり・・・
夜はスナッグ・ハーバーへ。(byE)

2010.4.18[Sun]

NewOrleans 旅日記

4/11フェス3日目。今日はバーボンStのロイヤル・ソネスタ・ホテルのラウンジを皮切りに向かい側のステージのイス席に陣取って、エヴァン・クリストファーの「Clarinet Road」のステージを聴く。今年は又、新しく創意工夫された曲が次々と!
ボエーム式のクラリネットの音色が鮮烈。
ロイヤル・ソネスタのオイスターバーで遅めのランチ後、
又ステージをはしごしつつ歩く。
2階のバルコニーから居ながらにしてステージ現物する人たち。
時々、色とりどりのお祭りネックレスが空から降ってくる。
バルコニーのおじさん達が道行く人にプレゼント。
(byE)

2010.4.17[Sat]

NewOrleans 旅日記

4/10 フェス2日目。朝はちょっとゆっくりめにクロワッサン・デュオールへ。フェスが始まって店は大繁盛。いつも列になっている。今日のスープはクラム・チャウダー。
2日目はまず、ジャクソン広場のTim Laughlinのバンドへ。
ここはクラリネット・プレイヤーがほんとに多い。
みんな上手いし。
13:45からは船着場の横の「The Tin Men」へ。
約すとまあ「ブリキ男達」でしょうか?
ギター・スーザホーン・ウォッシュボードの3人組。
こんな組み合わせ、他では絶対無いのでは。このパワフルでのりの良いTin Men、今年も大人気。レパートリーも広いです。
オリジナルからワシントン・ポスト、去年はレッド・ツェッペリンのナンバーもやってたような。
真ん中のスーザ・ホーンのおじさん、強力です。
今日もNonStopで吹き続け、途中後ろのミシシッピを通行中の外輪船の汽笛とスーザホーンでコール&レスポンス?してました。
(byE)

2010.4.16[Fri]

NewOrleans 旅日記

夜はディケーターSTのシーフードの店でディナー。
横浜からの我々3名に芦屋から参加の友人、マダム2名、紗理&優日の若者、総勢7名で賑やかな夕食に。
夕方、アメリカ水族館へ行ったマダムとマユミちゃんが見つけたタコ・イルカ・カニ・ワニの縫ぐるみGoodを帽子にそれぞれ乗せて、フェスティバルらしく扮装していったら、お店の人たちに受けた、受けた!
お馴染みのスパイシーなザリカニに生牡蠣、オイスター・ロックフェラー、シーフードのフライにジャンバラヤ、
山のように頼んだけど、安いです。
写真は1ヶ月遅れの誕生日プレゼントを紗理がプレゼントしてくれたところ。(byE)

2010.4.15[Thu]

NewOrleans 旅日記

4/9フレンチコーター・フェス1日目。ピーカンなお天気。
強い日差しになりそうなので、帽子やらの装備を整えて、まずザーディコ・ステージへ。午前11時からライブが始まって、どんどん人が増えてくる。フレンチ・マーケット向かいの建物。
童話の中のお家のよう。ライブをはしごしつつリバーフロント・パークの方へ。ブラス・バンドのステージ前ではお祭りのカラフルな傘を手に、踊るおじさん。
子供たちもつられて踊る踊る。こちらは音楽にダンスはつきもの。音楽もダンスも生活の中に溶け込んでいて、自然体で楽しんでいる!(byE)

2010.4.14[Wed]

NewOrleans 旅日記

4/8午後は昨日、山岸さんから教えてもらった、エスプラネードStの「Port of Call」というハンバーガーShopでランチ。
マッシュルーム・バーガーを頼んだら、半端ないマッシュルームが乗っていて、その大きさは顔の3分の2が隠れるサイズ。
でも美味しゅうございました。
夕方はボストンから到着した、紗理たちとフレンチ・マーケット
で買い物したり。
写真はフレンチ・マーケットで老夫妻と散歩していたワンコ。
マルディグラのネックレスでお洒落している。
ニューオリンズも犬と散歩している人がすごく多い。
どのワンコも兎に角、とても穏やかでやさしい。
さすが、温暖でBig Easyな土地柄の成せる業だろうか?
(byE)

2010.4.13[Tue]

NewOrleans 旅日記

4/8午前中にスワンプ・ツアーを予約。
スワンプ・ツアーもいろいろあるけど、一度エアー・ボートの乗ってみたいということで、ショウナに相談、予約してもらう。
エアー・ボートというのは米ドラマ「CSIマイアミ」の冒頭でホレーショー・ケインが沼地を疾走する、アレです。
朝8:45にでかいバスが迎いに来てくれて、郊外に広がる広大な沼地へ。大小のエアー・ボートに分乗して、出発。
備え付けのイヤーホーンみたいので、轟音を遮断しつつ凄いスピードで沼地を疾走。迷路のようなスワンプをわけっいって、ワニくん発見。アメリカにいるのはアリゲーターで、今の時期はそれほど大きくない。中くらいのアリゲーターは何故かマシュマロが好きで、案内人のおじさんが投げると犬のように近づいて来て、美味しそうにモグモグ。
その後、クーラーBOXから赤ちゃんワニくんも登場。
恐る恐る順番に手の中に!何だこのソフトな感触は・・・
予想外な感触と可愛さに、びっくり。
ワニをペットにする気持ちがちょっと分かりました。
(ByE)

2010.4.12[Mon]

NewOrleans 旅日記

午後は又ぶらぶら、街を散歩して昼食はバーボンのカフェでボーボーイ。凄いボリュームだけど、ついつい美味しくて平らげる。
夜はパーム・コートを7時に予約、ディナーの後トプシー&名前が覚えられないけど、母娘のコーラス・バンドのライブを楽しむ。今日、到着の出口優日ちゃんも無事、合流。
明日はボストンから紗理が来て、優日ちゃんとハラース・カジノ近くのホテルにシェアして泊まる予定。
9時近く、やはり今日到着した古川奈都子さん・海付さんご夫妻が秘密のドアから登場。奈都子さんたちはこのパーム・コートの上に宿泊してるみたい。
でもって、さっそく、ニューオリンズの女王奈都子さんに、明後日から始まるフェスティバルの目玉ライブにチェックを入れてもらう。ほんと、奈都子さんのお陰でございます。
毎年、こんな、命の洗濯・・ニューオリンズの旅が出来るのは!
ライブ後、スナッグ・ハーバーのライブ・スケジュールもチェックせねばと、エスプラネードStを渡って歩いていると
何か聞き覚えのあるソウルフルなギター・サウンドが・・・
何と、山岸潤史さんが角の店で熱血ライブ中!
山岸さんは単身ニューオリンズに移り住んで、今や地元のスターギタリストです。相変わらずのパワフルなプレーに脱帽です。
ステージの合間に山岸さん・マユミちゃん・誠一つぁんと3ショット。(byE)

2010.4.11[Sun]

NewOrleans 旅日記

4/7時差のせいか、朝早くから目がさめる。
これはもう、近所のクロワッサン・デュオールで朝ごはんをとそそくさと出かける。アースラインStにあるパン屋さんで朝の6時半から店を開けている。
日替わりのスープとクロワッサンが美味しい。
外に出ると何やら、パトカーが何台も止まっていて、大勢のおまわりさんがウロウロしている???
フロントガラスが割れた黒い車があるはで、何か事件?
ではなくて、映画の撮影だった。
アースラインのショウナさん曰く、「レッド」とうハリウッド映画で、ブルース・ウィルスとモーガン・フリーマンが主演とか。
茶のスーツの人がブルース・ウィルスのスタントマンらしいです。午前中は1シーンのために何度も何度もリハーサル。
思わぬイヴェントで皆でしばし見物。(byE)

2010.4.10[Sat]

NewOrleans 旅日記

PeterStに引き返して、「Gumbo Shop」で夕食。
「オクラ・ガンボ」に「アーティチョークとほうれん草のディップ」「キャットフィッシュ・サラダ」・・・
ケイジャン料理を堪能した後は、カフェ・デュモンドでベニエのデザート。やっぱり本店?のベニエは違います。
第1日目にして、フレンチコーターを一巡りしてしまった。
アースラインに戻ると、オーナーのビルさんが中庭パーティーの真っ最中。早速、始まる中庭セッション。
写真はビルさんと愛犬レディ。(byE)

2010.4.9[Fri]

NewOrleans 旅日記

ジャクソン・スクエアを抜けて、ミシシッピの川沿いの遊歩道に出る。夜7時近いのにこんな明るさ。
風が吹き渡ってカモメが賑やかに飛び交う。
ちょうど今日最後の遊覧蒸気船が出発するのか、汽笛が大音量で
なっている。ナッチェス号だ。(byE)

2010.4.8[Thu]

NewOrleans 旅日記

4/6今年もやってきました。ニューオリンズ!
この街の魅力に魅せられて、4月のこの時期に旅すること3年目。直行便が無いので、どこかで必ずトランジット。
今年はANAでワシントン乗換え。去年のように乗り換え時間がぎりぎりで空港を走ったり、荷物が届かない!ということも無く、スムーズに到着。午後の3時にはアースライン・ゲストハウスに着く。1年ぶり、クリスくんが出迎えてくれる。
おのおのの部屋に荷物を運んでもらい、即、街に繰り出す。
ロイヤルSTからジャクソン広場方面へゆるゆると散歩。
ジャクソン広場ではクラリネットとギター&ヴォーカルのストリート・ミュージシャンが「Night and Day」を演奏してる。
写真はチャーターSTとセントアンSTのコーナーの建物。
深い赤の外壁に灯りが燈ると何とも美しい。
「MURIEL」とある。多分レストラン。(byE)

2010.4.7[Wed]

4/3 ダンサーズ

「さくらさくら」から始まりジャズ風アレンジの「ずいずいずっころばし」「夕焼け小焼け」去年、リクエストがあった「卒業写真」「君の瞳に恋をして」くらいから乗りの良い曲、ぞくぞくと。ここぞと、ブルース・ブラザース張りのコスチュームで決めたダンシング・チームがキレの良いダンスを披露。
後ろの方でも自然にダンスが始まってる!
年配の方向けというと、スローバラードとか思いがちだけど、
ここは思い切り楽しいテンポの良い曲を多目で!
2時間あまりのコンサートはあつという間。
最後は名曲「スターダスト」(byE)

2010.4.6[Tue]

4/3 サングラス@八幡西病院

今年は「さくら祭り」ということで、ホールもお祭りの雰囲気で飾られ、看護士さん達も色鮮やかなムームーや揃いのはっぴという出で立ち!
去年、初めて伺った時は型破りなこの病院の方針と元気いっぱいの看護士さんスタッフさんにおおいに驚いた。
今年は更にパワーアップ。
そして皆さん、この日を楽しみして居てくださったそうだ。
お昼はご家族が招待されてのすき焼きパーティー。
その後、1時からいよいよコンサート開始。
(byE)

2010.4.5[Mon]

4/3 サングラス@八幡西病院

昨夜はブラウニーの後、うまか遊び庵で打ち上げ。
庵のハルコママさんが用意してくれたヘルシーかつ、極上のお料理をいただきつつ、宴会は盛り上がり午前3時まで続く。
一夜明け、今日は八幡西病院でのコンサート。
桜が残っていないのではという心配をよそに、今年も満開の桜が出迎えてくれた。
桜が見えないお部屋の窓、いえ、病院のすべての窓に手作りの桜の花びらが飾られている。
4月の華やいだ季節を入院中の患者さんに楽しんでもらいたいという心遣いなんですね。(byE)

2010.4.4[Sun]

4/2 BROWNYのマスターと

演奏終了後、中富氏とツーショット。
名刺のイラストと瓜二つのご本人。
いいな〜マスター。いい味・・・ジャズ味?がにじみ出ています。(byE)

2010.4.3[Sat]

4/2 博多 BROWNY

博多の熱きジャズファン、岩本学氏がブラウニーのライブレポートを送って下さいました。
これは、是非にとお願いし転載させていだたきます。
以下、全文でございます!これ以上何も付け足すことがありません。岩本さん、感謝です。(byE)


学のLIVE at BROWNY 中村誠一&サングラス LIVEリポート

キャブ・キャロウェイも真っ青な<セントジェームス病院>に燃え尽きた観客!
最高のLIVEが、またしてもBROWNYで!!2010年4月2日の軌跡!
 
恐るべし中村誠一の暴挙!快挙!炸裂!
今宵はボステナー、中村誠一とサングラスによるLIVE。オープニングのメンバー紹介から誠一節炸裂。ニューオリンズ・ジャズ命のピアニスト、古川奈都子、天下のビッグバンド原信夫とシャープ&フラッツのバンマスであった原さんの息子のギターリスト、原ともや、吉岡秀晃でお馴染みのサラリーマン風ベーシスト、沼上励、渡辺貞夫に見出された天才ドラマー、横山和明という最強の布陣によるLIVE。誠一さんも言っていたけど、悪かろう筈もないよね。
原ともやの紹介では、いきなりジミー・ヘンドリックスの<Voodoo Child (Slight Return)>が演奏され、BROWNYはウッドストック状態に!蘇る青春に鼓動も弾む!
     
誠一さん曰く「ロックっても古いロックだからジャズと似ているんだよ。あんまり分野(ジャンル)を決めるのはやめましょ」
ここからジャズ演奏に入るのかと思いきや、誠一さんヒストリーが・・・下北沢に生まれ、その後新宿へ引っ越し(なんと馬車で)。小学生の頃のあだ名が赤リボン(宿題や忘れ物があると首から赤リボンの手帳を付けさせられる常連だった)
中学生の頃は、柔道と吹奏楽(クラリネットとであう)、そして初めて演奏できるようになったのが、シドニー・ベシェの<小さな花>。アルバム「だろ」に収録されているけど、誠一さんはもちろんのこと、ピアノの吉岡秀晃がこれまた良い。
今宵の<小さな花>は、テナーではなくミニ・サックスでプレイ。さりげなく軽やかにスイング。うまいなあ。誠一さん以外の演奏では、ローランド・カークが印象的。アルバム「だろ/中村誠一」は必聴盤だ。

続いて日本ジャズ界を震撼させた大ヒット曲<Moanin'>。ドラムの横山君のバッキングンが演奏全体を見事にまとめている。いや〜たいしたもんだ。誠一さんのテナーが冴える!誠一さんも言ってたけどドラムがうまいとサックスが映える。
ファンキー・ジャズの話しでは、ジャズ・メッセンジャーズが2度目の日本公演を見に行き、ブレイキー、モーガン等の演奏はもとより、ファッション(アイビー・ルック)にシビレたのが、誠一少年がまだ坊主頭の高校時代。そしてメッセンジャーズが3管になり、トロンボーンのカーチス・フラーが作曲し、日本でもジャズ喫茶を沸かした名曲<ファイヴ・スポット・アフターダーク>を演奏。ソプラノのサウンドが心地よい。何を吹いても唸らせるサックスの伝道師?中村誠一。ここでもドラムの横山君の切れ味鋭いプレイが効いている。どちらかと言えば控え目なタイプのドラマーのようだけれど彼の織りなすリズムにリズムセクション本来の役割の大きさを改めて痛感させられた。原さんのギター・ソロもいい。ジミヘンとサンタナが僕の頭から離れないけれど、フェンダーでジャズを演奏する彼の心意気?に脱帽。
    

続いて演奏されたのは、エリントン・ナンバー<CARAVAN>。ドラーマーにとってこの曲はどうしても避けては通れないアフロ・リズムの極みをいかに自分流に表現できるかが見せ場だ。横山君のグイグイと引っ張り込まれるようなドラム・ソロに舌を
巻いた。アフロなリズムとエキゾチックなサックスの融合。いや〜まいった。
「バンドには若い人がいないと駄目だな」と誠一さんに言わしめた横山君のドラミングは、ソロでもバッキングでも冴えわたり、バンド全体のアクセントとなっており演奏が活き活きとしていた。
1stセット・ラストは、古川奈都に敬意を表しポール・バーバリン作<Bourbon StreetParade>。今も生きているニューオリンズ・ジャズ。残念ながらニューオリンズ・ジャズ全盛の時代と言われる1900年代当時の音源は残っていない。その後の
リバイバルでジョージ・ルイス等がレコーディングで当時の匂いを堪能できる。
アーリー・ジャズ、デキシーランド、呼び名はいろいろあるけれど、ひとつのスタイルが大きく変わることなく、2010年の今もニューオリンズの街中で演奏されている。なんて素敵なことだろう。フレンチ・クウォーター、プリザベーション・ホール、サッチモ・ミュージアム、ミシシッピ川を蒸気船に乗ってディキシーランド・ジャズのバンドによる生演奏を聴きながらのクルーズ、一度は行ってみたいものだ。サッチモの銅像も触ってみたい。



2ndセットは、アービング・バーリンの名曲<How Deep Is The Ocean>から渋くスタート。この手の曲を吹かせたら誠一さんの右に出る人はいないだろう。こういう演奏を世間ではいぶし銀のようなプレイというのだろう。
2曲目は、バラードナンバーの真骨頂<These Foolish Things>。ふっと肩の力を抜いてバーボン(僕は芋焼酎)を傾ける。ジャズバーの醍醐味を堪能する。この至福の時を奪われてなるものか。そんな思いもつかの間。
続いて誠一さんのオリジナル・ナンバー4曲を演奏。
まずは、出だしがクールな<ボノボ>。ボノボは類人猿?次にカリプソ風の<ブラック・ビーンズ>。ユニークな曲想は、誠一さんならではの遊び心。次は沼上さんのベースからはじまる<アースライン・ストリート>。なぜか僕には粋な黒人女性が腰をふりながら踊っている姿が見えた。そして中年オヤジの心をくすぐる<上海老爵士バンド>。これこそは永遠の青年親父団の心のスタンダートだ!

ラスト・ナンバーは、BROWNYが火だるまとなった<セントジェームス病院>。
ブルース・ブラザースの映画で見た、キャブ・キャロウェイがBROWNYに突然遊びに来た。ナっちゃんの歌に煽られ、会場は大合唱!ジャズの醍醐味、コール&レスポンス!一糸乱れぬ呼吸応答。BROWYのLIVEでこんなにも大声で歌う(叫ぶ)なんて滅多にない。(天国のキャブ・キャロウェイもジョン・ベルーシも歌っているだろう)


演奏が終わるとともに歓喜の声とアンコールの拍手が渦を巻く。次の予定(宴会)が待っている誠一さんは、いそいそと楽器を片付けようとするが、火のついたオーディエンスは許さない。アンコールをしなければ暴動となりかねない。そんな雰囲気のなかで、そっと<スターダスト>のメロディがBROWNYを包む。興奮状態の火照った身体を癒すがごとく,優しいサックスの音色にもたれながら今宵のライブは終わった。誠一さん、原さん、古川さん、沼上さん、横田さん、最高のパフォーマンスをありがとう!(manabu)

PS:< WITHOUT YOU/トレス・パラブラス>が演奏されなかったのが残念。アンコールの
 時にリクエストしようかとも思ったのだけれど、時間も押し宴会を控えていたこと
 もあり断念。今度来た時は是が非でも演奏して欲しいなあ。(学の独り言)

最後に今宵のおもてなしメニューを紹介します。

1st Set

1.メンバー紹介
2.小さな花Petite Fleur(作曲者:Sidney Bechet)
3.Moanin'(作曲Bobby Timmons)
4.five spot after dark(作曲BENNY GOLSON)
5.MC コルトレーンの話し 新宿厚生年金会館
6.CARAVANキャラバン(アーヴィング・ミルズ作詞/デューク・エリントン、ファン・ティゾール作曲)
7.MC
8. Bourbon StreetParade(1949年ポール・バーバリン(Paul Barbarin)


2nd set
1. How Deep Is The Ocean(作曲:アービング・バーリン)
2. These Foolish Things (作曲:Harry Link)
3. ボノボ(作曲:中村誠一)
4.ブラック・ビーンズ (作曲:中村誠一)
5.アースライン・ストリート(作曲:中村誠一)
6.上海老爵士バンド (作曲:中村誠一)  上海オールド・バンド
7.セントジェームス病院(作曲:JOE PRIMROSE)(アラン・トゥーサン、マーク・リーボー)
8.アンコール曲 スターダスト(HOAGY CARMICHAEL/MITCHELL PARISH)

BROWNYのHPに載った写真付きレポートはこちらをご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/fukuoka-jazz-browny/index2.html

2010.4.2[Fri]

4/1 SUNGLASS@Bフラット 

この日はちょうどNYからドラムのスティーブ・ジャクソン氏が来日中で遊びに来てくれた。
しばらくして、ベースのゴンさんこと水橋孝氏も顔を出してくれたので、早速セットイン。
スティーブさんとは彼が日本に住んでいた時からの古いお付き合い。
そんなこんなで、この日は又、賑やかで楽しい夜になった。
(byE)

2010.4.1[Thu]

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